こんにちは、ともです。今回は「アイドルマスターシャイニーカラーズ SongforPrism」、通称シャニソンを遊んでみました。283プロダクションのアイドルたちをプロデュースするリズム&育成ゲームです。App Store評価は4.72(レビュー3.7万件)。
アイドルマスターというと男性向けの印象を持っていたのですが、シャニマスシリーズは物語の評判がとにかく高いと聞いて、興味半分で触ってみました。結果、想像とはだいぶ違う世界が待っていました。おすすめ度は★4つです。

どんなゲーム? リズムゲーム×アイドル育成
本作は2つの遊びで構成されています。ひとつはライブのリズムゲームパート。楽曲に合わせてノーツをタップする王道の音ゲーで、3Dのライブ映像を背景に演奏します。もうひとつはプロデュースパート。アイドルを育成し、レッスンとオーディションを重ねてステージへ導く、シリーズ伝統の育成シミュレーションです。
音ゲーだけ、育成だけ、と片方に絞って遊ぶこともできる作りになっていて、その日の気分と使える時間の長さで遊び方を選べるのが、忙しい身には便利なところです。

物語の評判は本当だった
シャニマスシリーズの看板である物語の質は、本作でも健在でした。アイドルものにありがちなキラキラ一辺倒ではなく、悩みも挫折も丁寧に描く文学的な作風。仕事と自分の間で揺れる女の子たちの物語は、アイドルにさほど興味のない私にも普通に刺さりました。
特に、大人になってから読む「夢を追う人の話」というものは、若い頃に読むのとはまったく別の場所に刺さります。通勤電車で読んでいて、目の奥がじわっと熱くなったことがこれまで数回あります。朝からやられました。

評価4.72は本物?
レビューを読み込むと、高評価の中心は「3Dライブが綺麗」「物語が良い」「曲が良い」という声。リリース当初は動作面の不満が目立ったそうですが、アップデートで改善が進み、現在の評価は安定しています。
低評価側は「育成の周回が単調」「ガチャの渋さ」あたり。アイドル育成ゲームの定番の不満が中心で、致命的な指摘は見当たりませんでした。

広告と課金のバランス
広告はありません。課金はアイドルカードのガチャが中心で、天井あり。音ゲーとして遊ぶ分にはカードの強さはスコアに影響するだけで、全曲無料で遊べます。物語も基本無料で読める範囲が広く、「課金は推し活」の線引きはプロセカ同様に健全です。
むしろ本当の誘惑は楽曲のリリースペースの方で、ゲームで好きな曲が増えるほど原曲の配信やCDが欲しくなっていく、音楽コンテンツ特有の幸せな散財ルートにはご注意ください。

すきま時間との相性
音ゲーは1曲2〜3分、育成は1回20〜30分と、遊びの時間単位が2種類用意されています。すきま時間には音ゲーを、腰を据えられる夜には育成を、と使い分けるとちょうどよく回ります。デイリーミッションの消化は10分程度で済むので、生活への収まりは良好です。
物語は1話あたり数分から読めるので、寝る前の読書枠にもきれいに収まります。ただし読み始めると止まらなくなる章がときどきあるのが、うれしくも困った誤算ですが。
音ゲーとしての手応え
音ゲー部分の完成度も悪くありません。難易度の幅が広く、初心者向けから指の運動会レベルまで揃っています。プロセカほどの譜面の尖りはない代わりに、3Dライブの映像美で魅せるタイプ。推しのライブを観ながら演奏する体験は、音ゲーというよりライブ参加に近い感覚です。
リズムゲームが得意でなくても、オート機能とやさしい難易度設定のおかげでライブそのものはちゃんと楽しめます。音ゲーの腕前で入場を断らない、この間口の広さはありがたい設計です。
気になったところ
正直に気になった点も書いておきます。まず、育成パートは周回が前提の作りで、同じイベントシーンを何度も見ることになります。それから、シリーズの前作から入っているファン向けの文脈が多少あって、キャラクター同士の関係性を掴むまでには少し時間がかかります。あとは3Dライブが綺麗なぶん端末への負荷は高めで、古いスマホだと画質設定の調整が必要になります。
「物語と音楽をゆっくり味わう」つもりで入れば、どれも許容範囲。効率よく強くなることを目指すと、周回の単調さが気になってくると思います。
3Dライブという見せ場
本作の目玉である3Dライブについても書いておきます。キャラクターの表情、指先の仕草、照明の演出まで作り込まれたステージは、スマホの画面とは思えない没入感です。カメラワークも本物の音楽番組のようで、推しのソロパートで抜かれる瞬間には、ファンでなくても「おお」と声が出ます。
ライブの衣装は集めたカードで着せ替えられるので、自分の好みのステージを組む楽しみもあります。音ゲーのスコアそっちのけで、ライブ鑑賞モードに浸る日があるくらいです。
ユニットという物語の入口
283プロのアイドルたちはユニット単位で活動していて、それぞれに作風の違う物語が用意されています。王道の青春もの、しっとりした大人の話、コミカルな日常もの。全部を追わなくても、気に入ったユニットひとつから入れる構造なので、キャラクターの多さに圧倒される心配はありません。
私はまず気になった1ユニットに絞って読み進めましたが、それだけでも十分に満足度の高い読書体験になりました。最初から手を広げず、入口をひとつに絞る遊び方をおすすめします。
1日の遊び方と生活への収まり
私の遊び方は、昼休みに音ゲーを2〜3曲、夜に育成か物語をどちらか30分、という配分です。イベントはランキングを追わず報酬の中間地点まで、と決めています。この距離感なら1日40分ほどで、音楽と物語のいいところだけを毎日受け取れます。
新曲の追加が定期的にあるので、「今週の新しい曲」を聴きにアプリへ帰る習慣ができました。ゲームというより、お気に入りの音楽アプリに近い付き合い方です。
ダウンロード前のチェックポイント
- 広告なし・音ゲーは全曲無料
- 物語の質はシリーズ屈指の評判通り
- 育成は周回前提・のんびり派向け
- 3Dライブは端末負荷高め
まとめ:アイドルの物語を、音楽ごと受け取る
シャニソンは、文学的とまで評される物語と3Dライブの映像美を、リズムゲームという受け取りやすい形で手渡してくれる一本でした。評価4.72という数字は、地道に改善を重ねてきた運営への評価と、シリーズの物語への厚い信頼の表れだと思います。
私のおすすめ度は★4つ(5点満点)です。アイドルゲームだからと敬遠している人にこそ、まず物語だけでも覗いてみてほしいと思います。夢を追いかける誰かの物語は、家事の合間で立ち止まっている自分の胸にも、案外まっすぐ届くものですよ。