こんにちは、ともです。今回は「マリオカート ツアー」を遊んでみました。あのマリオカートを片手縦持ちで遊べる任天堂公式アプリで、App Store評価は4.59(レビュー53.2万件)。2019年リリースの古参ですが、今もコースの追加が続いています。
わが家は週末に家族でマリオカートをテレビで遊ぶ一家です。「スマホ版って実際どうなの?」と半信半疑のまま触ってみたら、これはこれで家庭用とは別のおいしさがちゃんとありました。おすすめ度は★4つです。

どんなゲーム? 縦持ち片手のマリカー
スマホ版の最大の特徴は、縦画面・片手操作に徹底的に最適化されていることです。アクセルは自動で踏みっぱなし、プレイヤーは指を左右にスライドしてハンドルを切り、ドリフトとアイテムを操作するだけ。家庭用の忙しい操作を大胆に間引いて、「曲がる楽しさとアイテムの駆け引き」という2つの旨味だけを残した設計です。
1レースは2周構成で約2分とコンパクト。ニューヨークやパリ、東京といった世界の都市を巡るコースが、ツアー形式で2週間ごとに入れ替わっていくのが、タイトルの「ツアー」の由来です。

家庭用と別物、でもちゃんとマリカー
正直に言うと、操作感は家庭用とはまったくの別物です。ジャンプアクションも複雑なテクニックも大胆に簡略化されています。ただ、遊び込んでみるとこれはこれでしっかり奥があるんです。ドリフトの引っ張り具合、ショートカットの選択、アイテム3つ持ちの使いどころ。スコアを詰め始めた途端、このゲームは急に本気の顔を見せてきます。
「マリカーの魂は残しつつ、通勤電車で遊べるサイズに再設計した」と捉えるのが正確だと思います。

評価4.59は本物?
レビューを読み込むと、高評価の中心は「片手で気軽に遊べる」「コースが豊富」「無料で十分楽しめる」という声でした。リリース当初に強い批判のあったガチャは2022年に廃止されていて、今は欲しいキャラやマシンをショップで直接選んで交換できる仕組みに変わっています。批判を受けて料金設計を根本から作り直したこの改善は、素直に立派だと思います。
低評価側は「家庭用と操作が違う」「対戦の実態はタイムを競う形式が中心」あたり。マルチプレイモードもありますが、メインのツアーはスコアアタック中心の設計です。

広告と課金のバランス
プレイを遮る広告はありません。課金はゴールドパス(月額)とショップでの交換アイテムが中心。ガチャ廃止後は「欲しいものに直接お金を払う」明朗会計になり、子どもに遊ばせる際の心配が大きく減りました。無課金でもコース攻略とキャラ集めは十分に回ります。
任天堂アプリ共通の「ニンテンドーアカウントのみまもり設定」で購入制限やプレイ状況の確認までかけられるのも、子どもに持たせる親の目線では、他社アプリにはない大きな安心材料です。

子どもと遊ぶ相性
片手スライドの操作は、6歳の娘でも数レースですっかり覚えました。ハンドルアシスト機能をオンにすればコースアウトがほぼなくなるので、未就学の子でもちゃんとレースが成立します。家庭用のマリカーでは負けて泣いてしまう娘が、こちらでは自力で1位を取れて上機嫌。アシストの匙加減ひとつで、わが家のレース界の平和が保たれています。
1レース2分という短さも、「あと1回だけね」の約束が守りやすくて助かります。テレビを占有しないマリカーというのも、地味にありがたい存在です。
すきま時間との相性
1レース2分で終わり、ツアーの日課消化も10〜15分あれば十分です。縦画面の片手操作なので、電車のつり革を掴みながらでも、子どもを抱っこしたままの残り片手でも遊べます。スタミナ制もないので、遊びたいだけ遊んで、やめたいときにすっとやめられる。スキマ時間ゲームとしての完成度はかなり高いです。
気になったところ
正直に気になった点も書いておきます。まず、家庭用の操作感を期待して入ると、最初は確実に戸惑います。それから、ハイスコアを伸ばすにはキャラ・マシンとコースの相性システムを把握する必要があって、やり込み層向けの部分は見た目よりちょっと複雑です。あとはリアルタイムの対人対戦を本命にすると、家庭用やライバルアプリと比べてどうしても物足りなさが残ります。
「ガチ対戦の場」ではなく「マリカー味のスコアアタック」として遊ぶのが、いちばん幸せな距離感です。
懐かしのコースという同窓会
本作のコースには、都市コースだけでなく歴代マリオカートの名コースが多数収録されています。スーパーファミコン時代のレインボーロードや、64のキノピオハイウェイなど、世代ごとの思い出のコースに縦画面で再会できるのは、思いのほかぐっとくる体験でした。
夫と「これ小学生のとき遊んだやつだ!」と盛り上がりながら遊べるのは、30年続くシリーズならではの贅沢です。子ども世代と親世代が、同じコースにそれぞれ別々の思い出を持っているというのも、考えてみればなかなか面白い構図ですよね。
ミッションとバッジ集めの小さな楽しみ
レース以外にも、ツアーごとのチャレンジミッションやバッジ集めが用意されています。「風船を割りながらゴール」「特定のキャラで敵を3体倒す」といった小さなお題は、同じコースに別の遊び方を与えてくれる工夫。コンプリート欲を刺激されつつも、逃しても次のツアーがあるので気楽です。
2週間ごとにツアーが切り替わるリズムは、「そろそろ新しいコース来たかな」とアプリを開く理由をつくってくれます。追いかけるのに必死にならない、ちょうどいい更新頻度だと思います。
1日の遊び方と生活への収まり
わが家の遊び方はこんな感じです。私は昼休みに日課の3レース、娘たちは夕方のお楽しみ枠で2レースずつ。週末に家族のスコアを見せ合って、誰が一番かで盛り上がる。ゆるいスコア共有が、家庭内リーグ戦のようになっています。
どこまでも時間泥棒になりにくい設計なので、「生活のすきまに置いておけるマリカー」という表現が、遊べば遊ぶほどいちばんしっくりきます。
ダウンロード前のチェックポイント
- 縦持ち片手で遊べる・1レース2分
- ガチャは廃止済み・明朗会計のショップ制
- ハンドルアシストで小さい子でも遊べる
- 家庭用と操作感は別物と心得るべし
まとめ:ポケットに入るマリオカート
マリオカート ツアーは、家庭用の興奮をそのまま移植するのではなく、スマホの持ち方と私たちの生活時間に合わせて、マリカーをまるごと再設計した一本でした。途中でガチャを廃止するという誠実な方向転換も含めて、評価4.59は納得の数字だと思います。
私のおすすめ度は★4つ(5点満点)です。テレビの取り合いにならないマリカーがポケットに1つ入っている、この安心感。家族そろってマリカー好きなご家庭にこそ、外出先用のサブ機としておすすめしたい一本ですよ。